アクション映画と呼ばれるジャンルの作品は大変人気がありその中でも多くのシリーズ作品があります
今回はその中でもぶっ飛んだ作風の人気シリーズ「キングスマン」をネタバレなしでおすすめしたいと思います
キングスマンは現在(2024年2月現在)3作品が公開されておりそのタイトルは
- キングスマン
- キングスマン ゴールデン・サークル
- キングスマン ファースト・エージェント
3作品ともそれぞれ違った面白さがあり多少癖があるもののおすすめできるシリーズです
さらに新作についての情報も度々出てきており今後の継続にも要注目
ではざっくり紹介していくのでお付き合いのほどを…
お品書き
まず最初に注意点
キングスマンシリーズは英国紳士なスパイの活躍を描いた作品ですが
紳士とは名ばかりにアクションや台詞回しが過激な作品
手っ取り早くいえばグロくて下品な描写が非常に多いです
英国紳士に対するブラックジョークなのかもしれませんが人によっては不快に感じるかもしれません
私自身1作目の「花火のシーン」は少々堪えるものがありました
とはいえ近年珍しいエンタメに振り切った「スパイvs悪の組織」といった作品なので一見の価値はありますよ
キングスマン
出典 https://www.sonypictures.jp/he/1231116
2014年公開の記念すべき第1作目
主人公エグジー(演タロン・エガートン)の成長と秘密組織「キングスマン」について焦点を当てており
まさに入門編といった作品
時系列では3作品の中で2作目となる今作だが最初に見るなら絶対にこの作品
あっさりあらすじ
下流階級出身の主人公エグジーは優れた能力を持ちながらもそれを生かすことができずに惨めな生活を送っていた
ある時友人たちの身代わりとなり逮捕され、収監目前となったエグジーは幼少期に出会った紳士に貰ったメダルと言葉を思い出しある所に電話をかける
「ウイングチップではなくオックスフォード」
電話にてこの言葉を伝えたエグジーは速やかに釈放されると同時にメダルを渡した紳士が現れる
かつてエグジーの父に命を救われたと語るその紳士はハリー(演 コリン・ファース)と名乗りエグジーの現状を嘆くが、同時に彼の悲惨な環境を知ることになる
そんな2人に絡んできたチンピラ達をハリーは超人的な戦闘技術で制圧
事態が呑み込めないエグジーに対し提案を持ち掛ける
それはハリーが所属する仕立屋「キングスマン」を隠れ蓑にした「極秘諜報機関キングスマン」に所属するエージェントの採用試験への挑戦
自身の父もその候補生であったことを知ったエグジーは人生の逆転を賭けキングスマン・エージェントを目指す
出典 https://youtu.be/ohOnGe6Cha8?si=OnHQj75AjIIetx4r
あっさり感想
キングスマンシリーズの記念すべき1作目で個人的に一番好きな作品
後にスピンオフを含めた展開を生み出すことになるこの作品のエネルギーは強烈の一言
特に上記の予告編にも登場する通称「バー・ファイト」を含むアクションシーンは圧巻
個人的にはあれだけ長尺のアクションシーンをどう撮影しているのか気になるところ
環境ゆえに捻くれてしまった少年が「礼節」や「友情」を知り
世界を救う英国紳士として成長していく物語は一見の価値アリ
「ああ!マイ・フェア・レディね」
キングスマン ゴールデン・サークル
出典 https://www.20thcenturystudios.jp/movies/kingsman2
2017年公開の続編作品
前作から1年が経ちエージェントとしてのキャリアを積んだエグジーが世界を舞台に飛び回る
あっさりあらすじ
前作で世界を救ったエグジーは晴れてエージェントの地位を手に入れJBや恋人のティルデ王女(演 ハンナ・アルストルム)と充実した日々を送っていた
だがある日キングスマンの関係施設が全て襲撃され関係者はエグジー、エージェントのサポートを行っているマーリン(演 マーク・ストロング)の2人以外消息不明になってしまう
逆転の糸口を探すために2人が辿り着いたのはアメリカ合衆国に拠点を置く酒造所「ステイツマン」
実はキングスマンと同じ母体を持つ諜報機関であるステイツマンの協力を得たエグジーは現地のエージェント達と世界最大の麻薬カルテル「ゴールデン・サークル」に立ち向かう
「礼節が人を作る。俺が翻訳してやる」
出典 https://youtu.be/L97gbDbDmlo?si=311vvQIIWFJRrPHl
あっさり感想
シリーズ2作目の今作。前回の受けが良かったからか今回はいろいろ過激になっています
正直やりすぎな気もします(特にハンバーグ)
それを補って余りある魅力が今作には存在します
それがキングスマンエージェントとしての本領発揮
前回ルーキーだったエグジーも今作では立派なエージェント
前作以上に多種多様なガジェットを使いこなし大迫力のアクションシーンを展開します
さらに兄弟分のステイツマンも加わり凄まじい数のトンデモ装備が登場します
そして細かいシーンで前作のオマージュが散りばめられており前作のファンも飽きさせません
前作へのリスペクト、エンタメ全開の今作はアクション映画の最高峰と呼ぶにふさわしい作品です
あとやたらとエルトン・ジョンがフューチャーされてます
「サタデーでは?」「今日は何曜日?」「水曜日ですが」「そういうこと」
キングスマン ファースト・エージェント
出典 https://www.20thcenturystudios.jp/movies/kingsman_fa
2021年公開の第3作目
舞台は一転、第一次世界大戦中のイギリス
キングスマン創設の物語を描く今作は前作とは打って変わってシリアスで泥臭い作品
前作とは全く違う趣向の今作もまたおすすめの一作
あっさりあらすじ
戦争により妻を失ったイギリス貴族のオーランド・オックスフォード公(演 レイフ・ファインズ)はその体験により暴力的な行動を嫌い、息子コンラッド(演 ハリス・ディキンソン)と価値観の違いから日々衝突を繰り返していた
ある日オーランドはオーストリア=ハンガリー帝国のフランツ・フェルディナンド大公(演 ロン・クック)の護衛に任命されるが、奮闘空しく大公は暗殺されてしまう(サラエボ事件)
世界大戦の開戦の気運が高まったことにより参戦の意思を示すコンラッドは激しい言葉でオーランドを非難してしまう
そんな息子の意思を組みとったオーランドはコンラッドにある秘密を明かすことにする
それは自身の「臆病者」としての顔を隠れ蓑とした世界を股に掛けた独自の諜報機関だった
「スパイがドアの外にいるとき使用人は部屋の中にいる」
出典 https://youtu.be/sxW25ASiKug?si=d-mwxDK9LRq2FuaI
あっさり感想
まず観た時の感想の一発目はなんか違うといった感想
以前の2作は現代を舞台にしながらもハイテクでユニーク武器が登場しトンデモ思想を持つ組織とのハイテンションバトル作品
一転今作は実際に発生した第一次世界大戦の裏で暗躍していた秘密組織同士のシリアスな対決 ラスプーチン?知らんな
その温度差に当時映画館で鑑賞した際は疑問符が頭に浮かび最後まで消えませんでした
いわゆるコレジャナイ感の凄い作品でした
しかし、改めて見直すとこれはこれでアリかなと感じました
あくまでキングスマンとしてではなくキングスマン創設者のオーランド公の物語としてみれば見事な作品です
おそらく過去作に思い入れのある人ほど受けるインパクトが大きいかもしれませんが一見の価値ありますよ
「私のコードネームはアーサーだ」
今後の展開は?
現在発表されているのはエグジーを主人公とした3作目の制作と、オーランドを主人公とした続編が決定しているようで
テレビドラマシリーズの制作の噂も上がっているようなので今後の進捗も楽しみです
まとめ
今回紹介したシリーズのキングスマン
その作風故賛否ある本作。実際私自身も苦手なシーンなどもあるわけですが
やはり最大の魅力は今の時代「ありえない」と一蹴されてしまうような設定のストーリーを大真面目にやっている
ここに尽きるのではないでしょうか?そういった意味ではファースト・エージェントは少しがっかり…
リアル志向の作品やファンタジー志向の作品もいいですが
たまにはリアルな顔したおバカ野郎に付き合ってみるのもいいのではないでしょうか?
もしよろしければ他の記事もどうぞ~
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