出展 https://about.netflix.com/ja/news/sanctuary-main-trailer-and-main-key-art-debut
公開されてから何かと話題のNETFLIXで配信中の サンクチュアリ-聖域-
このドラマまさかの日本の国技「相撲」を題材にしており、さらに予告を見る限りはアングラな雰囲気が漂っており正直あまり興味が湧きませんでした。キービジュアルも男臭いし
とんだ馬鹿野郎でした
間違いなくここ数年でトップクラスの面白さでした
とはいえ、完成度が高すぎると要求値が上がってしまうのもまた事実
なんだかんだ勝手に期待してガッカリしているわけで…
今回はそんな僕のわがままに付き合っていただきます。では早速何点か
- リベンジは？
- おやじぃ…
- 魅力的すぎる大関
お品書き
サンクチュアリ-聖域-
ざっくりストーリー（ネタバレなし）
主人公 小瀬清（一ノ瀬ワタル）は両親の借金により最悪の環境にいた
地獄から抜け出そうとする清に猿将（ピエール瀧）と名乗る男が現れ「相撲は儲かる。土俵にはすべてが埋まっている」とスカウトされ猿桜の四股名を授かる
相撲を金儲けの手段と考える猿桜の態度は礼節や伝統を無視したものであったがその相撲は人々を魅了していく
だが、その破天荒な振る舞いを快く思わない勢力によって徐々に窮地に立たされていく猿桜
崖っぷちにまで追い詰められ、怪物に心折られた時猿桜は…
ストーリーの感想
まさに近年稀に見る純度100％のスポ根ドラマ！
ある意味地上波では実現できなかった脚本とセットの作り込みには舌を巻くばかりで
ただの不良の小瀬清が力士の猿桜として成長していく様子が濃密に描かれており、１シーズン見終わるのはあっという間でした。
それと、割とタブー視されている角界の闇にも触れており、ちょっとしたドキュメンタリーとしての一面も持ち合わせています
がっかりと感じた所（ネタバレ有り）
とはいえ尺の都合か所々がっかりしてしまったところもある訳で…共感してほしいと思い書くことに
ここからはネタバレ有りなのでご注意を
リベンジは？
出展 https://www.netflix.com/jp/title/81144910
上記の通り今作はお手本のようなスポ根ドラマでセンスはあるが人間性は伴っていない不良が主人公です。
物語後半、化け物と呼ぶにふさわしいライバル静内（住洋樹）による執拗ともいえる攻撃により重度のトラウマを植え付けられることになります
精神的にも身体的にも追い込まれた猿桜は引退を決意するが、彼を信じる者の激励により奮起！
自身の態度を改め相撲に真摯に取り組む彼の態度は先輩力士達にも熱を灯し、
先輩力士猿谷（澤田 賢澄）の叱咤激励のおかげでトラウマも克服し、遂に猿桜は再起戦へ…
ここで終わりなんですよね
元々話のテンポが良いこともあり好みが合えばサクサクと見続けられる作品なのですが、猿桜の奮起からのスピード感と熱量は凄まじいものがあります
その勢いのままで再起戦！さぁ立ち合い！おしまい
思わず声が出ちゃいましたよ
猿桜は作中様々な人物に攻撃され傷つき、最後は立ち上がるのですが
その者たちに対するリベンジを達成させてないのです
「そういうのはいいや」という人もいるでしょうが猿桜の性格的には是非やってくれると信じていたのですが、がっかりしてしまいました
とはいえ、全くしていないのかというとそうでもなく、引退騒動の発端となった馬山部屋の力士たちに対して猿将部屋の面々がリベンジを果たす様はやはり気持ちが良かった！
やっぱり、スポ根での特訓からのリベンジは爽快！
おやじぃ…
がっかりとは少し違う気がするのですが
今作には不遇な人物が多々登場するのですが
特に猿桜の父親である小瀬浩二（きたろう）に救いがなさすぎる
かつては寿司屋を経営し家族仲良く暮らしていたが、借金を抱え一家離散の原因を作ってしまう
現在はアルバイトをしながら生計を立てているがその姿にかつての面影はなく、息子に対しても弱腰で一歩引いたような対応をしてしまう
しかし、父親としての責任までは放棄しておらず、母に手を挙げる猿桜に激怒したり、厳しい生活の中でも東京に行った息子に仕送りをしたりと必死に後押しをする
そんな彼だが物語序盤にて交通事故に遭い意識不明の重体に陥ってしまう
その後も意識が戻ることはなく、最終話にて少し体を動かせるような描写があったのみに止まっている
ちょっとあんまりではないか？
借金を抱え、妻には逃げられ、息子のために身を削り働く人生
そんな中降って湧いた息子の角界へのスカウト
相撲好きの彼にはどれほど嬉しかっただろう。どれだけ誇らしかったであろう
そんな中での交通事故…このシーンは本当にツラかった
ご都合主義といわれるかもしれないが、喋れるくらいには回復してほしかったなぁ
ドラマなんだからいいじゃないの
魅力的すぎる大関
シーズン１にも多くの力士が登場するのだが、その中で最も番付が上なのが大関 龍貴（佳久 創）
元横綱 龍谷親方を父に持ち、自身も連勝記録を持ち、その気品あふれる振舞いから角界を担う逸材として周囲からも期待されいる人物
しかし、本人は周囲や父からの重圧に耐えきれず人知れず嘔吐を繰り返すほど追い詰められており、自身の記録に迫る静内にも穏やかではない態度を見せることも
おそらく猿桜のライバルとなりうる人物で、同じくライバルの静内が怪物と呼ばれるような大柄な体格をしているのに対し、鍛えられた引き締まった体をしており、家庭環境や性格なども対極に位置するようなデザインをしている
そんな龍貴なのだが
取り組みの描写がほとんどない
あるにはあるのだがダイジェスト方式で勝ったという結果だけの報告に近く、龍貴の相撲を見ることはできなかった
作中では龍貴含む龍谷部屋のエピソードもしっかり描かれていただけにその後の結末も見届けたっかった
もしよろしければ他の記事もどうぞ！
ところが、どっこい！
朗報！シーズン2が展開されることはかなり濃厚のようです
上の動画で一ノ瀬さんが割とがっつり発言しております
さらに、作品自体の評判も大好評ときているのでまず間違いないでしょう
正直やってくれなきゃ泣いてしまう
まとめ
今話題のNETFLIXのドラマ サンクチュアリ-聖域- をレビューしました
作品のクオリティは非常に高く満足のいく作品です。ただ尺が足りていない！
ですが、その尺も次弾で補填されることが濃厚
もし来た時に備えて是非今のうちに視聴して次の高波に備えよう！
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