(ネタバレなし)ある意味?伝説のドラマ「スーパーナチュラル」をざっくりレビュー

ドラマ

私事なのですが海外ドラマのファンになってかなり立ちます

僕がファンになったころは「24」や「プリズンブレイク」などが流行り始め、DVDレンタル店でも大きくと取り扱われ始めた頃でした

そんな中鳴り物入りで来日した作品がこの「スーパーナチュラル」

まずおススメ出来るかどうか?というと「おススメ出来るが根気はいる」というのが総評です。正直かなり長いので2周目はキツイかな

出典 https://warnerbros.co.jp/kaidora/detail.php?title_id=2865

2005年にアメリカで放送を開始し2020年終了までなんと15シリーズを展開した長寿番組です

現在(2023年)NETFLIXではシーズン11から、huluでは全エピソードが配信されています

そんなアメリカでは大人気を記録し続けた本作ですが日本での知名度はイマイチ…

そんな本作を追い続けたファンの一人として世間でイマイチと呼ばれた所以をざっくりレビューしていきます

スーパーナチュラルのざっくりあらすじ

ウィンチェスター家は一般的で幸福な家庭であったが、次男のサムが生まれて間もなく母であるメアリーを火事による事故で失ってしまう。

しかしその間際の姿は天井に貼り付けにされ炎に包まれるというこの世の物とは思えない光景であった

人あらざる者の犯行と気づいたウィンチェスター家はメアリーの死因を解明し復讐を果たすため怪物退治の専門家「ハンター」へ身を落とすことになる

やがて成長したサムはお世辞にも人並とは言えぬ「ハンター」としての生活にうんざりし父や兄の元を去り、大学への進学を決める

念願の普通の大学生としての生活を満喫しジェシカというガールフレンドもできたサムであったが、ある日であるディーンが現れ「狩り」の最中に行方不明になったジョンを探すために彼が直前まで調査していた「狩り」への協力を頼まれる

無事「狩り」を成功させたサムディーンであったがジョンの消息は掴めないまま、しかし現在の生活を捨てることのできないサムディーンへのこれ以上の協力を拒否しディーンもそれを受け入れる

無事自身の部屋にたどり着いたサムが見たものは天井に貼り付けにされ炎に包まれるジェシカの姿であった

再び愛する人を失ったサムディーンと共にハンターとして活動を開始する

「ハンター」としてのウィンチェスター兄弟誕生の瞬間であった

ざっくり用語集

今作はオカルト色の強い作品でもあるので度々用語が飛び出すこともある。

それついて軽く書いておこうと思う次第でございます

ウィンチェスター兄弟

今作の主人公であるサムディーンの名称

余談ですが実在したライフルメーカーのウィンチェスター社とは特に関係はない様子…呪われた一族と言われた点ではある意味では同じかも

前述の通り、怪物との遭遇によりハンターへの道を歩み始めた父の影響で幼少期よりハンターとしての訓練を受けているため常人に比べて非常に高い戦闘力を誇る

ハンター

主人公であるウィンチェスター兄弟のように人外の者(怪物)を相手を「狩り」と称して戦っている人達の総称

ウィンチェスター兄弟は仕事と称しているが基本的に報酬を要求したり発生することはなく、よく言えばボランティアとしての側面が強い

しかし、捜査の為とはいえ偽装IDを大量に所持しFBIや警察などに成りすます、カード詐欺により生活資金を工面するなど度を越した行為も度々見られ、御用となる者も…

荒っぽく癖のある者が多いが、意外にも横の繋がりは強く協力して「狩り」を行うことも多く、当然ウィンチェスター兄弟に声が掛かることも

怪物

ハンターたちが主に相手にすることになる人間を脅かす存在を

あくまで総称であり彼らが相手にする怪物は種類でいえば

狼男ヴァンパイアなどの文字通りの怪物や

悪霊悪魔などの超常的な存在など様々

果てには異教の神と呼ばれるような存在まで飛び出すことも…

基本的には人間と敵対しているが、中には友好的な関係を築いている個体もいるようで、ウィンチェスター兄弟もその存在に苦悩することも…

いまいち流行らなかった訳は?

今作は15年もの間放送されたシリーズでありながら日本での知名度はそこそこのように感じます…

そんなことないよ!との声もあるでしょうが果たして同じ時期に放送されていた24「ジャック・バウアー」プリズンブレイク「マイケル」ほど認知度はあるでしょうか?(ジャックに関してはほぼネタとしての扱いが大きい気がするが)

一応日本での放送開始時はかなり力を入れて広告も出ていたのですが…

その理由についてかなり私的にまとめてみましたのでお付き合いください

伝説の吹き替え

スーパーナチュラルを話題に出すと避けて通れないのが「日本語吹き替え版」の話題である

出典 https://warnerbros.co.jp/kaidora/detail.php?title_id=2127

メインキャラクターであるウィンチェスター兄弟

左からディーン(ジェンセン・アクレス)と、サム(ジャレッド・パダレッキ)のイケメンタッグで日本でもその路線で売り始めたのですが…

何故か吹き替えの担当もイケメン!という訳の分からないことをしでかしました!

吹き替え担当はディーン芸人次長課長の井上 聡さん

サムは当時俳優の成宮寛貴さん

あまりこういうことは言いたくないがあれはなかなか笑えない出来でしたよ

しかもDVD特典で次長課長の河本 準一さんを加えた「スパナチュ探偵事務所」なる珍妙なコーナーも存在していたのだが、「本編と全然関係ないコント」としか覚えていない(詳細?忘れたよ)

そんなこんなである意味勢いのあるスタートを切ったのですが、そちらの方にばかり目が行き過ぎたのか「吹き替えがひどいから見るのやめた」という声も多くみられました

個人的には…

まさにリアルタイムで見ていた当時の僕の感想としては「これはヒドイw」というものでした

お世辞にも上手いとは言えない吹替、訳の分からないミニコーナー

そんな僕でも見続けた理由は「単純に作品が面白かった」という点に尽きる訳ですが、そこからあることに気付いてきたわけです

「吹き替え上手くなってね?」

やはり経験が足りなかっただけなのかシーズン2の途中からは感情移入もできるほどに見れるものになっていき、それはもう感動したものです(いろんな意味で)

これは心配なさそうだと安心しシーズン3が開始した時ある事に気付いたのです

「ディーンの声がシブくなってる」

キャストの変更です。それもメインの2人だけ…分りやすすぎんか?

ディーン東地 宏樹さん 主な役バイオハザードシリーズ(クリス) プリズンブレイク(マイケル)

サム内田 夕夜さん 主な役X-MENシリーズ(プロフェッサーX) インセプション(コブ)

実際後任の2人は見事なはまり役ファイナルシーズンまで続投し日本での人気を支える大きな要因となったと感じています。感情の高まった際のディーンサムの掛け合いの演技などまさに鳥肌物

とはいえ、最初の2人の吹き替えを聞き、その上達も体験したファンの1人としては続投してほしかったと気持ちも20%くらいはあったりします。実際交代した際は少し違和感ありましたしね

この件についての感想ですが、大体単発勝負の映画ではいいかもしれないが、シリーズを重ねる前提の海外ドラマでやるもんじゃないなって話です。

実際懲りたのかこれ以降あんまりこういう話題聞かないし

単純にグロい

今作はオカルトホラーを題材にしており

登場する怪物も容赦なく人間を襲ってくるわけですが、その描写がかなり直接的で正直グロい

ウォーキングデッドGRIMM(グリム)もそうですが海外はグロに対して割と寛容なのかしら?いかにしてリアルに描写するかに必死になっているようにも見える気がする…

そんな今作も割とスプラッターな描写が含まれており、正直人を選ぶのではないのかと感じました

当時日本で流行っていた海外ドラマサスペンスアクションの要素含めれている「24」「LOST」や、コメディチックな雰囲気もあるドラマ系の「デスパレートな妻たち」「Dr.HOUSE」

いわゆるB級ホラーと呼ばれる題材をテーマにした今作は大衆受けする物ではなかったのかもしれません…一方本国アメリカでは大ヒットを記録し15年も続いたのですから分からないものです

個人的には

ドラマを見始めた頃は正直きつかったです

何しろ僕はいわゆるスプラッターな描写が苦手でしてそれが理由で海外のホラー映画はあまり見なかったりします

今現在もそんな僕ですから当時学生の時にはそれはまぁ顔を背けながらも見たりしていまして

そこまでしてみたいと思う魅力が今作にはあったって訳ですよ。そんでもってシリーズを重ねていくと

慣れる訳ですよ。それが人として良いか悪いかは別にして

そういうシーンに移っても「またやってるよ」くらいの認識に薄れていき特に感じなくなっていきました

じゃあグロに耐性ができたかといえばそうではなくあくまでスーパーナチュラルだけでの話で、他のホラー作品は相も変わらず苦手なままで

何故かと少し考えたこともあるのですが「絶妙なまでのB級感」これに尽きると感じます

なにせ15シリーズも続いた長寿番組、描写をリアルにしようと思えばいくらでも出来たはずなのでは?と当時から感じることは度々ありました

しかし、それでは「らしくない」と見終わった後は気が付きました

あくまでファン(僕)が求めているのはウィンチェスター兄弟の活躍であり、惨たらしい描写では無い訳でそのあたりは製作者も分かってくれているのか

その結果生まれた絶妙な塩梅によるB級ホラー!

ありがとうスーパーナチュラル!おかげでちょっとしたホラーなら見られるようになったよ!

1シーズン約24話×15シーズンは長すぎる!

冒頭にも書きました、今作は十分おススメ出来る作品なのですが根気がいると

長すぎるのです!シーズン数15に達し、話数はなんと327話

一応シーズンごとに異なる目標などはあるのですが、なんせ1シーズン20話越え

私的な感想ですが基本的には同じような展開が続くドラマを長らく見続けるのは人によっては飽きてしまうのも仕方がないのかなっと…

個人的には

話数に関して言えば弁護の余地はないです。長すぎる

なぜなら僕も一度はリタイアした人間…確かシーズン12の途中で力尽きてしまいました

しかし最終シーズンが放送されることを知り、再び見始めてからは最終話まで一気に見終わる事が出来たのです

やっぱり面白い

特にシーズン13以降はファイナルシーズンに向け物語が加速していきその幕引きは非常に満足のいくものでした…正直最終話は微妙だったけど

そして稀にあるネタ回も当然外せない。

  • 幽霊に憑りつかれてやたらビビりになっちゃうディーン
  • おじいちゃんになっちゃうディーン
  • ティーンエイジャーになっちゃうディーン

大体ディーンが被害に遭うんですけどね…話の全体としては暗めなので稀にあるこういった笑えるエピソードは非常に印象に残っていますし、なんだったらもっと見たかった!

正直話数については海外ドラマのあるあるネタに挙がるほどありふれたことなのでそこまで語ることもないかな…

しかし今作は1シーズン20話近くあるエピソードをサクサク見られるように様々な工夫がされており、数ある長寿ドラマの中でもかなりおススメ出来るものだと言い切れますよ!

まとめ

色々書いてきましたが、極端な話海外ドラマではよくある事と片づけられる事象がほとんどでしたね。吹き替え以外は

今のご時世再生速度を上げたりもできるのでいっそ1.5倍速位で見るのもありかも?

少しグロいですが熱い兄弟の冒険活劇が楽しめる良作ですので是非ご覧ください

ウィンチェスターズ?まだ見てないので触れないでおきます

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